底面の「A.R.T. Wedge」は、周囲の音圧によるシャーシの共振を分散するとともに、電源トランスが発する微振動も抑え込む5番目の脚。AVENTAGE共通の力強くフォーカスの合ったサウンドを実現する重要なパーツです。さらに、表示部などの輻射を遮断する彫りの深い専用アルミフロントパネルも併せて採用しています。

D.O.P.G.（DAC On Pure Ground）コンセプトやウルトラロージッターPLL回路、デジタル/アナログ全入力対応ピュアダイレクトモードなど、数々のハイエンド機で実績を積んだ設計思想を忠実に継承。ヤマハAVアンプならではの「音の静寂性」を追求しました。クリーンで音の良い電源供給を求めた新開発の3回路分離型パワーサプライ

大型電源トランスと特製カーボンシース・ブロックケミコンで構成されるオーディオ専用電源を中心に、デジタル回路用、FLディスプレイ用の3ブロックを完全に独立化。全動作モードでのS/Nを高めています。

高速熱帰還型パワートランジスターと大容量制振ヒートシンクとの組み合わせによって、小音量時から大音量時まで安定した高音質を発揮する定格出力110Ｗ/chの7chパワーアンプを搭載。フロントバイアンプ駆動*など、多彩なアサインにも対応します。
*バイアンプ（バイワイヤリング）対応スピーカーシステムが別に必要です。

空間の「高さ」方向の音場データを加え、立体的なサラウンド空間をリアルに再現するシネマDSP〈3Dモード〉。フロントプレゼンススピーカーを使った本格的な〈3Dモード〉と通常配置の7.1chサラウンドを使い分けられるデュアル7.1ch対応に加え、フロントプレゼンススピーカーを使わずに通常の7.1chスピーカー構成で最大9.1ch相当の、また5.1chスピーカー構成で7.1ch相当の〈3Dモード〉再生を実現するVPS（バーチャル・プレゼンス・スピーカー）機能*も搭載しています。
*VPS機能はフロントプレゼンススピーカー未接続時に自動選択されます。VPS機能使用時にはダイアログリフトは働きません。シネマDSP〈3Dモード〉の効果はフロントプレゼンススピーカー使用時に最大限に発揮されます。
※本機でHDオーディオにシネマDSPを付加する場合、DTS-HD Master Audio/DTS-HD High Resolutionについてはコア部分のみをデコード処理しています。

外部NAS（ネットワークHDD）やパソコンにストックした音楽コンテンツの高音質再生、インターネットラジオなどが楽しめるメインボード実装型のFLAC96kHz/24bit対応ネットワークレシーバー機能を内蔵しました。信号精度を高めるデュアルオーディオクロックを搭載したピュアオーディオグレードの高音質設計に加え、前面USB端子経由でのiPod/iPhoneデジタル音声接続にも対応。Windows 7＆DLNA1.5に準拠した最新の拡張性も確保し、音楽の多彩な楽しみ方を提案します。